2009年10月05日

天 ・地 ・ 人


びわ湖ホールは、国の宝

創造館は、滋賀の宝



びわ湖ホールは、芸術劇場

創造館は、県民芸術創造の場



それぞれに違いがあります。



経済的な理由で廃止をしなければならないのなら、

当然、滋賀として多くの県民が

安価に気軽に利用できて、

さまざまな活動を「一から生み出す」ことができる場所を

残すべきであろう。



世界レベルのオペラやバレエ、演劇を鑑賞できる

びわ湖ホールは、ロールスロイスのような存在。

県民にとって誇りである。


創造館は、創作ミュージカルや、アートスクール、子どもフェスタ、

昭和を歌うコンサートなど、身近だけれど、本格的な芸術創造が行われている。

車にたとえると、家族みんなを乗せられるミニバンのような存在。


今、手放すのなら、贅沢なロールスロイスかミニバンか?



また、


びわ湖ホールに創造館の機能(ソフト)を吸収させることはできるのだろうか?

びわ湖ホールの役割は、ハイエンドをベースに施設も組織もできている。


だから、創造館と大きさの同じような中ホールでさえ、

ホールの利用料金は4倍ぐらいかかるし、

駐車場はホールの利用者ですら、1時間あたり210円が必要である。



昨年の「県民創作ミュージカル」は、

創造館のリハーサル室を会場として、

毎週土日に5時間以上の練習を重ね、

延べ300時間近い練習をこなした。

ボランティアスタッフが、夜中まで大道具つくりをし、

衣装は、近隣の神社にある「新宮会館」の1室に

数台のミシンを運び込み、

地元(野路町)の理解と協力があって、

ボランティアの熱意とすごい結束があって作られた。

全ての衣装100着以上を作っても、

材料として使われたのは、30万円ほどだったと聞く。

だが、

そんな場所が、ほかにあるだろうか?

びわ湖ホールに創造館の機能を移したからといって、

そんなことが可能だろうか?


言うまでもない。不可能である。

無料の駐車場や、

リハーサル室や、

地元の新宮会館など

さまざまな条件がみごとに溶け合ってこそ

可能になったのであり、


それらをコーディネートし、

つなぐことができる「人」が居たからできたのである。



まさに

「天の時」「地の利」「人の和(輪)」とは、

創造館のためにあるような言葉だ。



世話人  檀原弘行



Posted by 存続願人 at 14:41│Comments(0)
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