「里山」を守るごとくに
創造館は、「里山」のようなところである。
人を育てる「田圃」として位置づけることもできるだろう。
現に、「育てる場」があり、
「育てる苗」があり、
「育てる人」が居て、
そして「大きく実り」を作っている。
その実りは、「一粒の種」となり、
それが、なんども繰り返されている。
「一粒の種」は、万倍の実りになっていく。
また、
里山にある「野の池」でもある。
雨水や流れ込んだ水が溜まる。
そして、農業に必要な水が蓄えられる。
そこでは、数多くの命のつながりも
動物、植物を問わず、ひろがる。
最近、その池を埋め立てることが多いが、
ポンプに頼らず、祖先が米作りや畑を維持できたのは、
「野の池」があればこそ。
多くの命が育ち、
人の子どもも、そこで、「命のありのままの姿」を学んできた。
またそれが必要になることもあるだろうに・・・。
一度壊されたものは、簡単に戻すことはできない。
創造館は、滋賀県民にとっての「田んぼ」であり「野の池」である。
お金の価値に置き換えることはできない大切なものなのだ。
世話人 檀原弘行